ネコソギラジカル(西尾維新・講談社ノベルス)

ネコソギラジカル (上) 十三階段 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル (中) 赤き征裁VS.橙なる種 (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

見てのとおり上中下巻と結構なボリューム。戯言シリーズに関してはようやく終わったな〜といった感じ。最後の方はぐだぐだになっていった印象があるのでこの辺で幕を引いたのは正解だったんじゃないかな、と思う。下巻の帯に「ぼく達は、幸せになった」と書いてあるのでネタばれではないと判断して言っちゃうけど、このシリーズなんだから、あの主人公なんだから、後味のいい終わり方ってどうかなと思う。みんな死んで終わりました、とかそんな感じが私はふさわしいと思うのだが。

「(会話の途中から抜粋)てめえみてえな不幸な奴と玖渚ちんみてえなかわいそうな奴とのおしまいなんだぜ―」
「―ハッピーエンド以外は認めねえっつーの」

なんだかな…と思うけどね。まあ、お約束って奴ですか。
そういえば、戯言シリーズについて何か書いたのを思い出した(下記のurl)。
http://d.hatena.ne.jp/quietus/20050318
戯言シリーズの最初の方は文章に切れ味があったと思うのは気のせいか。

オススメ度：★★☆☆☆